宮中晩餐会で「無視された」雅子さま… 衝撃の真相とは?




文/宮本タケロウ

文春砲…

2014年11月13日、宮内庁ホームページから、『週刊文春』記事にある一件の反論文が発表されました。

反論文は「2003年に国賓で来訪したメキシコ大統領の歓迎宮中晩餐会の際に、雅子さまが上皇陛下から紹介を飛ばされ、雅子さまを無視する形で隣の秋篠宮さまを紹介してしまった」という”元東宮職”の証言を皇室ジャーナリスト友納尚子氏が書いた記事に対して、「事実無根」とするものでした。

宮内庁の反論文は「週刊文春編集部と著者の友納尚子氏に訂正を要求する」という、非常に厳しい反論でした。たしかに、序列やプロトコルを大切にする宮中の外交行事で海外の賓客に皇太子妃(当時)が紹介を飛ばされるということがもし事実ならとんでもない大事件であり、宮内庁の抗議は当然のことと言えるでしょう。

(宮内庁反論文)

反論文では、「念のため秋篠宮殿下に確認したところ」として、以下の秋篠宮さまの発言を「証人」として掲載していました。

念の為(中略)、当時皇太子妃殿下の次に控えておられた秋篠宮殿下に伺ったところ,自分(殿下)は,行事などの際に,何か手順通りに進められなかった場合は,直ちに気が付く方だし,また,再発を防ぐためにもかなりの長きにわたりそれを記憶しているつもりだが,これまで国賓をお迎えした際の陛下の皇族御紹介で何か手順と異なることを陛下がなさったという記憶は全くなく,皇太子妃殿下を飛ばして自分が紹介されたということは決してないと思う。

また,万一にも自分が先に紹介されそうになったら,自分は必ずその場で陛下に申し上げ,皇太子妃殿下の紹介が先になるように取り計らったと思うとの御返事を頂きました。

宮内庁ホームページ(「週刊文春」(平成26年11月13日号)の記事について)

いかがでしょうか。これは、当時雅子さまの隣に立っていた秋篠宮さまの証言であり、これ以上信憑性が高い証言はないことから、友納尚子氏の記事がデタラメだ…ということが明かされたわけですが、しかし、その1年後、目を疑う訂正文が入りました。



当時、秋篠宮さまはいなかった…?

なんと、宮内庁が反論文で「当時、皇太子妃殿下の次に控えておられた」とした秋篠宮さまは、実際には欠席をしており、愛知県に公務に行っていたというのです!

1年後に出された宮内庁の宮内庁の訂正文は、素直に誤りを認めながらも、歯切れの悪いものでした。

週刊文春の記事内容をそのままに受け取り,「雅子妃を飛ばして,秋篠宮殿下に移ってしまったのだ」との同誌の記事から,「当時皇太子妃殿下の次に控えておられた」と記載したことにより,実際には当日,秋篠宮殿下は愛知県お成りのため欠席されていましたが,秋篠宮殿下がメキシコ大統領の宮中晩餐におけるお話をされたような印象を与えたことは当庁の不手際でありました。

当時の発表文の中で,「念の為2003年10月にメキシコ大統領を国賓としてお迎えした際の宮中晩餐での御紹介の状況につき,当時皇太子妃殿下の次に控えておられた秋篠宮殿下に伺ったところ」との記載は,「念の為宮中晩餐で,出席されたすべての皇族方を天皇陛下が御紹介する場において,秋篠宮殿下が何か奇異に感じられたことがあったかを伺ったところ」と訂正します

宮内庁ホームページ(「週刊文春(平成26年11月13日号)の記事について」の一部訂正について

宮内庁は「週刊文春の記事に『雅子さまが飛ばされて秋篠宮殿下が紹介された』と書いてあるから、その通りに『当時、隣にいた秋篠宮さま』と書いてしまった」と言っていますが、いくらなんでも子供の言い訳にしか読めない印象を受けます。

(宮内庁訂正文)

欠席していた秋篠宮さまの証言をあたかも”最強のアリバイ”かのように出してしまったという不手際により、むしろ「雅子さまが紹介を飛ばされてしまった」という疑惑をグレーなものにしてしまう結果になってしまいました。



なぜ、こんなことが起こるのか…

どうしてこんなことが起こるのでしょう。

宮内庁の広報関係者に聞きました。

「この件は、反省してもしきれないミスです。反論をしようとして墓穴を掘ってしまうという、痛恨のミスです。弁解の使用がありません」

そもそもなぜ、このようなミスが起こるのでしょうか?

「一番の原因は、記事が出たのが2014年で問題のメキシコ大統領晩餐会が2003年ですので、『11年前のことなんか、誰も覚えていない』ということに尽きるかと思います。反論文の中で、『念のため秋篠宮さまに確認した』とありますが、通常、こうしたことを確認するのに宮内庁は文書を使いません。宮務官に口頭で秋篠宮さまに確認させます。秋篠宮さまが発言した主旨を宮務官が長官官房の総務課に伝えるのです。

秋篠宮さまとしてはその場にいなかったので、『雅子さまが紹介を無視された』こと自体も知らなかったわけです。そもそも知らなかったことなので、『皇太子妃殿下が紹介を無視されるということは自分が知る限りない。知らない』と発言したのでしょう。この発言を宮務官がそのまま総務課に伝え、総務課が何の確認もしないまま長官まで決裁に上げてしまった、こういうことです。

秋篠宮さまも、もっと詳しく週刊誌記事の内容を確認して、その時に自分がいたかいなかったかを確認すべきでした」



そもそも、雅子さまは本当に「無視」されたのか…

国民としてはそもそも「雅子さまは本当に無視されたのか」ということが知りたいのだと思いますが?

「それはわかりません。普通ではありえないことですので、個人的にはそれを見た人の勘違いだと思いますが。そもそも友納尚子氏は『元東宮職から聞いた話』として記事に書いているんでしょう?

これもちょっとおかしいと思います。宮中晩餐会のレシービングラインは東宮職であれば東宮大夫か侍従、女官長くらいしか見られる位置にいませんし。まあ、『雅子さまが無視された』という話が東宮職職員の間で広く広まったというのなら話は別ですが。それでも又聞きです」

再発防止はどうすればよいでしょうか?

「再発防止もなにも…うーん、普通に普通の仕事をしていれば、普通はしないミスですので、特に再発防止策は要らないと思います。それだけ痛恨のミスということですよ。

一つあるとするなら、反論文に皇族の名前は出さないことです。『雅子さまがメキシコ大統領に紹介された、その場にいた職員の○○に確認したところ、そういう事実はなかった』とすればよかったと思います。もちろん幹部職員の実名で。ま、今さらですが、宮内庁には猛省を促したいですね」

宮内庁は古い言葉では「禁裏」と呼ばれ、周りからはうかがい知る事が出来ない禁じられた空間です。そのために情報が錯綜し、真実と憶測、伝聞が入り混じって、外に伝わってしまいます。

訂正しようとした結果、さらなる誤解を生み、悪循環を繰り返すことだけは避けなければなりません。

宮内庁の広報には、両陛下をお守りする気概を持って、しっかりと仕事をしていただきたいものですね。

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1 個のコメント

  • そもそも反論するなら「被害者」の雅子妃殿下の証言が一番適当だろう。ご当人が「そのようなことはされていない」とおっしゃれば説得力のある反論になったはずだ。
    しかし宮内庁は一年も時をかけてもそれをしなかった、いや、できなかったのか。
    ただその場にいなかった秋篠宮の珍証言をこねくり回すだけだった。結局真相はやぶの中だ。
    友納氏の文章を読んだときは「本当だろうか」と疑ったが、この顛末を知った今、「案外本当にあったのかも」という気がしている。

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