「愛子天皇を認めなければ、政権が倒れる」の恐怖で、安倍官邸「皇位継承議論」そのものを放棄へ! 




文/編集部

行き詰まりを見せる皇位継承議論

先月4月30日、菅官房長官は、安定的な皇位継承の確保や皇族数の減少などの課題をめぐる本格的な議論について、新型コロナウイルスの感染の収束状況などを見極めて対応したいとして、当面先送りする考えを示した。

新型コロナウィルスの影響により先送りが決定された皇位継承議論であるが、この問題に関して安倍政権は非常に厳しい状況に追い込まれている。

「安倍政権は、もともと皇位継承問題に関して男系皇統護持を重視し、女性・女系天皇に関しては議論を行わず、現在の皇位継承順位を維持する方針でした。しかし、ある2つの理由からこの路線を放棄せざるを得なくなりました。

一つは、女性・女系天皇容認を望む世論の高まりです。最新の共同通信による世論調査では、“賛成”“どちらかといえば賛成”のいずれかを選んだ回答が合計85%にも達しており、女性・女系天皇を排除する議論を強引に推し進めれば政府の支持率低下が免れない状況となっております。

そして、もう一つの問題は、コロナウィルスの影響による“立皇嗣の礼”の延期です。政権幹部らは、愛子天皇誕生の望む世論の声が大きくなったとしても “秋篠宮殿下を次の皇位継承者を認める儀式を行ってしまえば、そのような期待も静まっていく”と考えていました。

しかし、コロナウィルスの影響により“立皇嗣の礼”が延期となったことで、そのような秋篠宮家への皇位の委譲の既成事実化が不可能となり、再度女性・女系天皇について議論せざるを得ない状況となっております」(皇室ジャーナリスト)

安倍首相は過去に「皇室の歴史と断絶した“女系天皇”には、明確に反対」「女性宮家を認めることは、これまで百二十五代続いてきた皇位継承の伝統を根底から覆しかねない」と述べており(『文藝春秋』’12年2月号)、女性・女系天皇容認に強く反対している。

しかし、現在の状況で女性・女系天皇を認めず、現在の皇位継承ルールを維持することにこだわれば、政権支持率の低下は免れない状況だ。こうした中、多くの皇室記者らが、安倍政権の皇位継承策は安全に行き詰まったと見ている。



次期政権先送り観測も

これまで、皇位継承議論の本格的な開始の先送りを続けてきた安倍政権であるが、ここにきてなんと「次の政権まで議論を先送り」する可能性も出てきているようだ。

今月2日に時事通信が配信した記事によると、政権内には「この状況が続けば時間切れかもしれない。次の政権で結論を得ればいい」(幹部)と、議論に消極的な声も出ているという。政府は当初、秋篠宮殿下が皇位継承第一位の皇嗣となられたことを国内外に示す「立皇嗣の礼」後に議論を始める予定であったが、コロナウィルスの収束は見通せず、儀式は事実上の「無期限延期」状態となっている。

仮に、「立皇嗣の礼」の開催が来年になれば、皇位継承議論もそれに伴いずれ込むことになる。首相の自民党総裁任期は来年9月末であることを考慮すると、皇位継承議論の開始が次の政権まで持ち越される可能性は低くない。



愛子天皇認めなければ政権持たない

皇族数の減少が懸念される中、皇位継承議論の開始は待ったなしの状況であるとも言われるが、安倍政権がこの議論を開始することは難しい。

「ある政権幹部は、最近の世論の動向から女性・女系天皇を認めざるを得ないとして“愛子天皇を認めなければ政権持たない”とまで語っています。

しかし、保守系のメディアや有権者から支持されている安倍政権にとって、女性・女系天皇を認めることは支持基盤を失うことにもなりかねません。

“皇室の歴史と断絶した“女系天皇”には、明確に反対“”女性宮家を認めることは、これまで百二十五代続いてきた皇位継承の伝統を根底から覆しかねない“と述べる安倍首相にとって、女性・女系天皇を認めることは、皇室の伝統を破壊した戦犯との汚名を着せられるに等しい選択です。

こうした状況の中、総理は、世論の支持を取るか、保守派の政治家としての信念を取るか、という難しい選択に迫られているようです」(前出の皇室ジャーナリスト)

今後、内親王が結婚して皇籍を離脱すれば、さらに皇族数の減少は進んでいく。政府は議論の先延ばしを続けているが、女性・女系天皇容認を先延ばしすればするほど、皇室が途絶えてしまう危機は近づくばかりだ。

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